まず最初に、私もあなたも「あおり運転」は絶対にしてはいけません。
あなたは毎日のように車を運転しますか?
私は毎日運転します。
煽られたことはありますか?私はあります。あれは気分のいいものではありません。私はあおり運転というものが、この世からなくなって欲しいと思っています。
しかし一方で、あなたは「あおられたいんですか?」と言いたくなる運転をしている人がいるのも事実だと思っています。もちろん高速道路で車を止めさせたりとか、車内からモノを投げつけたりとか、そういうのは論外とします。あんなのは人間じゃありません。サルです!っていったら、猿が気を悪くします。猿でもあんなことはしません。
高速道路の「追越し車線」
高速道路は「走行車線」と「追越し車線」と2つの車線があることを、あなたはご存知ですよね?「追越し車線」は時速100以上で走行しなければダメだと言っているわけではありません。でも、「追越し車線」を走っているあなたが、「走行車線」を走行している車に追い越されてはいけません。そういうあなたは、ゆっくり「走行車線」を走り続けてください。私があなたを「追越し車線」から追い越します。
追越し車線でのノロノロ運転
追越し車線でのノロノロ運転は、パトカーだけに許された特権です。急いでいるときに限って、パトカー殿が「追越し車線」を制限速度で走っています。お上には誰も逆らえないんじゃ!ということを思い知らせる現実がそこにあります。
ただひたすら、パトカーの後ろに大名行列です。そんな時は、あきらめるしかありません(なにを諦めるのかはあなた次第ですが・・・)
とにかく、追越し車線をノロノロ&ダラダラ走行するのは、なるべくご遠慮していただきたい。あおりたくなっちゃうんです。
信号待ちのとき
あなたは、赤信号で私のすぐ前に止まっています。信号が青に変わってもあなたは1ミリも動きません。スマホで私のブログを読んでくれているんでしょうか。
とりあえず、クラクションを優しく「ププッ」っと鳴らしてみます。
あなたは、驚き、バックミラーで私のことを見て、急に現実に戻ったように、そして申し訳なさそうに急発進して、さらに追いつけないほどの急加速で直進します。
いいんですよ。
そんなにあわてて急発進&急加速しなくても。信号が青に変わったことに気がつかないことは、ドライバーなら誰にでもあることです。私だってボケッとしていて後続車のあなたに、クラクションを「プッ!」と鳴らされたことはあります。
だから、そんなことはお互い様なんです。そんなことでいちいち腹を立てるドライバーは少ないと思います。
2回も3回も鳴らされる
私がいいたいのは、そのあとのことです。あなたに同じことを2回も3回もやってほしくないってことです。赤信号で止まるたびに、なにかをやって、そのたびに後続車にクラクションを鳴らさせないでください。いい加減にしないと、あおりたくなっちゃうんです。
その車間距離をもう少し何とかしてくれませんか?
走行中はもちろんですが、信号待ちしているときの、あなたの異常に開けている前の車との車間距離って何なんですか?普通乗用車が少なくとも2台は楽勝で入りますよ。あなたはいったいどんなに長い鼻先のアメリカンな大型車を運転している気分なんですか?
前の車との車間距離をつめて、ベターっと張り付いて止まってくださいって言っているわけじゃありませんよ。普通に適正に車間距離をつめてくださいとお願いしているんです。あなたはトレーラーや大型車を運転しているわけではないのです。
あなたの車の鼻先なんて、あなたが思っているより長くはないんです。せめてもう一台分くらい前進して信号待ちして欲しいんです。そうしてくれるとあなたの車の数台後ろで脇道から合流したい車が喜びます。
右折するあなたへ
もう少し、ホントあと数センチでいいですから、右に寄ってください。あなたがあと数センチだけ右に寄って右折待ちを実施してくれたら、後続車は直進できるんです。あなたが左ハンドルの慣れない大型乗用車を運転しているのなら仕方ないのかも知れません。
でも、あなたなら、もう少し右に寄って右折待ちができるはずです。しかもあなたが信号待ち先頭でそれをやっちゃうと一回の信号で直進できる車が恐ろしく少なくなくなってしまいます。
左折するあなたへ
信号のない脇道へ左折して入って行こうとしているあなたが、前方から歩行者が近づいてきているので、曲がらずにそこで待っていることは、後続車のドライバーはみんな知っています。だから曲がって行かずにそこで歩行者をやり過ごそうとしていることに、後続車のドライバーは異議はありません。
もう少し・・・1mとは言いません、あともうちょっとだけ進んでくれたら、後続車は直進できるんです。先ほどもいいましたが、あなたの車の鼻先はそんなに長くはないんです。あと少し車を前に出しても、歩行者と接触するような距離にはなりません。
歩行者に一言
歩行者信号が点滅している時に、渡り始めるあなたが、「悪いね~、ごめんね~」と少しでも小走りに、横断歩道を渡ろうしているのを見ると、「いいよ、いいよ。気にしないでゆっくり渡りなよ。走ったら危ないよ」って思うのは私だけではないと思います。
ただあなたが、歩行者信号が点滅して赤になっているのに、歩きスマホしながら、悪びれることなく横断歩道をゆっくりと歩いていたなら、話しは別です。
弱者優先の世の中です。ドライバーは歩行者優先で車を運転しています。
しかしあなたも車を運転することがあるでしょう。赤信号(信号無視)でスマホ見ながらダラダラ目の前を歩かれたら、ドライバーはどんな気持ちになるかお分かりいただけると思います。
すべてはあなたとわたしの気持ち次第です。
ドライバーと歩行者。ドライバーとドライバー。
共存していることを私たちは忘れてはいけません。世の中には意味不明に悪い人がいることも事実ですが、ほとんどの人は悪い人ではありません。むしろ日本人はいい人が多いです。思いやり精神が大切ですね。
あおり運転は絶対にダメですが、あおり運転をあおる様な運転もどうかと思うんですけど、それってやっぱりダメですか?
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